第5回EDE報告

日時:2011年7月12日(火) 16:35~18:35
場所:多摩キャンパス 2号館 1階 2109号室
内容:「エコビレッジとは?」 事例から見る世界の、日本のエコビレッジ

約1ヶ月半にわたって行われたEDEの最終回。
講師はGENOA(Global Ecovillage Network Oceania and Asia) 副代表でもある、
木の花ファミリーの古橋道代様です。

緒方ゼミの報告会に何度も足を運んでくださったり、
『世界のエコビレッジ』を共同翻訳するなど、ゼミと非常に関わりの強い、
通称「みちよさん」。

みちよさんはプレゼンテーションの名手でもあります。

内容はもとより、その手法からもまなぶことは非常に多いいのです。

EDEの締めくくりということで、世界中で実践されているエコビレッジの実例をもとにした、
「エコビレッジとは何か?」というキーワードに沿って進められました。

みちよさんによると、
エコビレッジとは「地球も人間も共に幸せに生きるためのコミュニティ」であり、
さらに、そのエコビレッジは以下の4つの柱で支えられているとのこと。

①環境に負荷のないデザイン
②あらゆるものとのつながりをかんじられる社会
③地球の経済
④包括的な世界観
4つの柱

①は自然資源、バイオマス資源を活かした風力・太陽光発電や
グリーンカーテンなど、その土地に最適なビレッジのデザインのこと。
②は人間関係、エンパワーメントや合意形成、ファシリテーターの存在について。
③は世界のエコビレッジの地域通貨や利益分配などの実例。
④はホリスティックな世界観をはじめとしたエコビレッジが目指す未来について。

最後に、みちよさんがプレゼンの最後に紹介していた、
ベトナムの高僧ティク・ナット・ハンのことばを引用します。

「次のブッダは人間の姿で現れることはないだろう。
次のブッダはコミュニティの姿で現れるかも知れない。
それは他者を理解しようと努め、
互いを慈しむ優しさを持ち、
大事なことを常に意識しながら、
人々が暮らすコミュニティである。
これこそ地球の命をつなぐために私たちにできる、
最も大事なことではないだろうか」

実はほぼ同じ内容の講習を昨年にも受けていましたが、
その時とは違い「エコビレッジとは何か」ということが非常に理解しやすく伝わってきました。
多様であるがゆえにわかりづらさを伴うエコビレッジを
住民・研究者両方の視点から分析した、すばらしい講義でした。

最後に、
全5回という短い講習期間でしたが、
この講習がエコビレッジの理解の一助となれば幸いです。
いさどんさん、佐野さん、松谷先生、緒方教授、みちよさん。
その中でも木の花ファミリーのみなさんなくして、この講習はなりえませんでした。
この場をお借りして御礼申し上げます。
ありがとうございました。

(追記)

なお、来年度、2012年のEDEは「ガイア・エデュケーション」と称し、
木の花ファミリーで1月から長期にわたって開催される予定です。

エコビレッジの理念だけではなく、ファシリテーションなど
「エコビレッジ的に生きる」ための技術習得プログラムも含まれます。

ご興味のあるかたはぜひ、木の花ファミリーHPにお問い合わせ下さい。

文責:小峰