第4回EDE報告

日時:2011年7月5日(火) 16:35~18:35

場所:多摩キャンパス2号館 1階2109号室

内容:エコロジーとエコビレッジ

今回はEDE4回目、私達の教授である緒方研究室の緒方俊雄教授に講義をして頂きました。

 

講義は「EDEとは何か」から始まり、エコビレッジとエコロジーを課題として話が進められました。

「EDE」とは、第3回EDEの講義でもあったエコビレッジ(「里山」)的な生き方を学ぶことです。

この「EDE」の基本構造には社会・世界観・経済・環境の4つの視点から成り立っています。
この4つに共通するのが「持続可能性」です。「持続可能性」とは、環境や資源を保全し現代と将来の世代が必要とするものを満たすことです。
これに血縁を超えた人達が同じ地域に生活し、政治や経済などによって人間関係が深く結びつく社会の目的共同体がプラスされると「エコビレッジ」と言われます。

「EDE」の考え方として、「エコロジー」と「エコノミックス」の2つがあります。「エコロジー」とは生物達の生活の場を研究する生態学を指し、「エコノミックス」とは経済現象を研究する経済学を指します。
また、経済学にはギリシャ語で‘家庭の管理’とも読み替えられるそうです。
この2つの考え方には緒方教授が尊敬している経済学者のマーシャルやJ.M.ケインズ、進化論を唱えた生物学者のダーウインが深く関係しています。
これらを踏まえた今後の課題として、日本の高度成長によるさまざまな問題です。
特に重要なのは食料自給率の低下です。改善していく上では、一人一人がしっかり現実を見なければいけないかもしれませんね。

今年の3月11日には東日本大震災が起こりました。

地震発生後に海外から注目を受けたのが「助け合いの精神」、いわゆる社会的共通資本であると緒方教授はおっしゃっていました。

緒方教授の考え方の基本であり、緒方研究室でも最初に読む参考書である社会的共通資本には主に、
①自然資本
②制度資本
③社会資本の3つに分けられます。

①自然資本とは、山・森林・海・大気・土壌のどの自然を形成する要素、
②制度資本とは、教育と医療を指し社会的共通資本の機能・役割を考える上での重要な意味を持つ要素、
③社会資本とは、道路や学校などの社会を形成する要素以外に人と人とのつながりを表す2つの側面があります。
東日本大震災では、特に③社会資本が関係していたと思います。「助け合いの精神」..やはり人は一人では生きていけない、家族・周りの友人達に支えられて生きて、いかに人と人とのつながりが大事か今回の講義であらためて再確認することができました。

お忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました。

文責:中野 志織