ヴィン市場調査

9月13日、アジア・インターンシップ6日目。

この日の午前中、私たちは宿泊しているヴィン市内のマーケットにて市場実態調査及びアンケート調査を行いました。
調査を行った場所は、昔ながらの屋台形式で農産物の取引が行われているオールドマーケットとコンクリートの大きな建物で雑貨や電化製品などが売買されているニューマーケットが隣接し合うヴィン市内最大規模のマーケットです。
そこは、人通りや車通りはハノイ・ホーチミンほど多くはないですが、老若男女の多くの人で賑わい、ヴィン市内の中心地として栄えていました。

そして、そこでベトナムの学生と共に調査を行い、最終的に70枚近くのアンケートを回収し、更に多くの聞き取りを行うことができました。
私自身の聞き取り調査でわかったことは、マーケットでは様々な地域からの農産物が区別なく売買されていること、また農薬や化学肥料を使った野菜と有機野菜が同じように売られている上、有機野菜であるという証明するものがないということです。
私はここにヴィン市内の農産物流通セクターにおける諸問題を垣間見ました。

調査中にはベトナムの抱える課題がいくつか見受けられましたが、その一方で現地の方のたくさんの温かい笑顔と出会うことができました。
現地の方々は朝の忙しい時間にも関わらず、アンケート調査や私たちが問いかける質問に対し好意的に対応して下さり、終始気持ちのいい調査でした

そして調査の終盤、ある農家の方に「今、幸せですか」という問いをさせて頂いたところ、「収入には満足してないが、住む場所と食べるものがあるから幸せだ」とおっしゃられ、私は1つのことを思い出しました。
それが「地球幸福度指数」という言葉です。
この言葉は、”経済的発展の指標が必ずしも人間生活の真の豊かさの度合いを表したものではない”という批判よって生まれ、「人間が本来人生に最も望む幸福と健康の度合いを測る新たな指標」として世界中で注目されています。
確かにGDPや所得向上が必ずしもその国民や市民の幸せに繋がるとは限りません。
私たち緒方研究室でも国際協力をさせて頂く中で、そういったことも考えながら研究にあたっていきたいと今回の調査を通じて思うことができました。

このようにヴィン市内の市場調査は多くの成果と多くの笑顔で、非常に有意義で気持ちのいいものとなりました。

文責:伴