鎌倉エコツーリズム

4月5日、我々08年度緒方研究室ゼミ生は鎌倉でエコツーリズムを学んだ。鎌倉に近いJR大船駅には緒方先生の住まいであるエコハウスがある。今回のエコツーリズムは緒方先生夫妻、ゼミ長の冨田をはじめとする緒方研究室ゼミ生7人の計9人という前回のエコツーリズムよりも大人数なものとなった。
まず、我々は緒方エコハウスに集合した。エコハウスには太陽光発電や風力発電の設備がありクリーンエネルギーを身近に体験することができた。余剰生産した分の電力も電力会社が買い取ってくれるので無駄にならないようになっている。昼食の後、我々はエコツーリズムにでかけることにした。
今回のコースは鎌倉の山間の森林を歩きながら常楽寺→六国見山→円覚寺→源氏山公園→鎌倉市農協連即売場をめぐり、多くの自然を感じながら森林の魅力を再確認しエコツーリズムを実際に経験するというものである。森林保全を研究している環境班にとっては森林の持つ機能を体験することができ、また多くの動植物など生物多様性も実際に見ることができるよい機会となった。また鎌倉はかつて源頼朝が幕府を開いた土地であり、四方を海と山々に囲まれた自然の要塞だったため、外敵の侵入を防ぐことができた。この歴史的事実もある意味では頼朝公が自然の持つ力に着目し、うまく活用した事例であると言えるかもしれない。そして我々は木漏れ日の差す林道を登っていき六国見山に到着した。
その後も緒方先生にスペシャルセミナーを通していろいろなお話を聞かせていただいたり、鎌倉名物の紫いもソフトクリームに舌鼓を打ちながら鎌倉の持つ歴史と伝統、文化を社会的共通資本の視点から視てまわった。
最後に我々は、鎌倉市の農協が運営する即売所を訪問した。そこでは「地産地消」が行われており、地元で収穫されたばかりの新鮮な農作物を直売されていた。ファーマーズマーケットを検討している地域開発班にとっては、農家は直接集まって農作物を販売しながら情報交換をしたりするコミュニティとしての機能を持つこの即売所は、理論モデルを作り上げていく上で大変参考になった。
今回のエコツーリズムでは環境班、地域開発班ともに現場調査としても得るところが多かった。そして鎌倉という歴史ある土地の文化に触れ、自然を肌で感じることができる素晴らしい機会となった。

文責:08年度緒方ゼミ生 山下洋希