東アジアにおける地球環境問題の重要性

現在、東アジアは経済発展の「離陸」を成し遂げ、急速な経済成長の段階に入り、しかも東アジア諸国のGDPを合計すると、世界最大のシェアを占めるに至っ ている。しかし、現在の東アジアは、かつて先進国が「豊かさの病」であった公害問題をさらに深刻化し、「貧困と環境破壊の悪循環」として経験し、経済格差 の原因ともなっている。
「逆U字型環境クズネッツ曲線」が示唆したことは、高度成長は、最初、公害を発生させるが、所得水準が発展すると、やがて公害問題を克服する技術を発展さ せることができるようになるために、公害問題は解決されるというものである。しかし、先進国の経験から、地球温暖化や生物種多様性喪失などの地球規模の環 境問題には、この考え方が適応できていない。したがって、途上国が経済開発第一主義を優先させることによって公害問題を解決するという体制では、ますます 地球環境問題が深刻化することは明らかである。先進国が、地球環境問題に対する「国際環境協力」の体制を組織し、公害問題の対する技術支援とともに、地球 環境問題の解決に同じテーブルで議論できるような枠組み作りが必要である。